2019年5月26日(日)の午後より、TCMA研修センターのメンバー(研修生・臨床助手・臨床スタッフ・指導教員)による症例検討会が開催されました。

実際に鍼灸治療を実施した患者さんの症例をもとに、皆さんで話し合う会議です。

2019年度は、オープンセミナー第3講座が開催される日の午後に、毎月開催されることになりました。

今回の内容は下記の通りです。研修4年目の山崎先生からの報告です。

TCMA臨床研修における本年度からの試み、「カンファレンス(症例検討会)」の初回が開催されました!

研修生、二年目の臨床助手、三年目以降のスタッフまで研修年数の異なる30人以上が参加し、ある症例に対する治療について、病因病機、病能把握、治療方針、選穴、聞くべきだった質問など種々の項目について自由発言方式で議論・検討を行います。

症例発表は、自身の治療内容を指導教員だけでなく先輩後輩にまでそれはもう詳細に確認され(そして場合によってはダメ出しされ、突っ込みを受け)るので、なかなかハードでヘビーな時間…。

しかし、自分だけでは行き詰まりを感じている患者さんに対し、専門分野・得意分野の異なる別の治療者の視点が入ることによって思わぬ突破口が見つかることもありますし、そして何より、自分の治療を真剣に省みる大切な時間でもあります。

また、他の参加者、特にまだ発表するような自分の症例を持たないデビューしたての鍼灸師たちにとっては、今後の治療の際の参考になるような知識・技術が学べる貴重な場です。

今回検討対象となった症例は、脊柱管狭窄症、坐骨神経痛、湿疹、首肩こり、頚肩腕痛、胸痛、腰痛、うつなどで、多種多様な主訴の患者さんが訪れる当院主催ならではの検討会となりました。

参加者多数のため一年目の研修生は発言しにくいかと思いきや…、臆せず積極的に意見を述べていました!頼もしい!

来月以降も月一回のペースでカンファレンスは開催予定。

今後も研修生たちがレベルアップしていく姿を報告していきたいと思います!

投稿者:山崎康平(研修4年目)