鍉鍼(ていしん)とは?

TCMA 夏大会では「もの作り」の企画で、「Myてい鍼をつくろう」という講座があります。

てい鍼は、一般的に使われる毫鍼(ごうしん)と異なり、いわゆる“刺さない鍼”であり、手足の経穴に対して皮膚の上から刺激したり、もしくは背部・腹部・頭部などを撫でるように刺激するために使用される鍼です。

現在、広く使用されているものは10cm程度の長さが多く、材質は金・銀・チタン・プラチナ・銅などがあります。

※ある手作りてい鍼会社による参考価格は下記の通りです。

・純金てい鍼 直径6mm×長さ10cm  ¥330,000

・純銀てい鍼 直径6mm×長さ10cm   ¥28,000

夏大会で作成するてい鍼は直径『6mm×長さ10cm銅製』で、粗削り済みとなっております。

てい鍼の作り方

てい鍼の作り方の概要は次の通りです。

(1)2種類の尖りを作成

 鋭く皮膚に当たる方と、柔らかく皮膚に当たる方の2種類の尖端を作成します。

(2)自分好みの鍼尖を作成

 金ヤスリを使って自分好みの鍼尖の形を作ります。作成のコツは夏大会にてご紹介します。

(3)形を整える

 少しずつの細かいヤスリに変更し、きれいに形を整えていきます。こちらもコツは夏大会にて。

(4)仕上げ

 仕上げはクロスなどを使って磨いていきます。加工次第では業者の製品のように輝きます。

 

てい鍼の作成サンプル