TCMAの卒後臨床研修に在籍している研修生のご紹介です。
今回は研修3年目の臨床助手、西山先生にお話しを伺いました。

 

研修生インタビュー

Yuki

1. TCMA臨床研修をどのようにして知りましたか?

MegMeg

7年前に鍼灸学校を卒業しましたが、その時は通っていた学校に中医学研究所が併設されていました。

Yuki

2. 研修を申し込んだ理由を教えてください

MegMeg

私自身が、体調不良や不定愁訴を中医学の考え方で治したので、周りの人たちも健康にしたかったからです。それには、まだまだ自分の力不足を感じていたので、実力をつけたくて申し込みました。

Yuki

3. 申し込む前に、何か不安要素はありましたか?

MegMeg

申し込む時に、私は鍼灸学校を卒業して5年が過ぎていました。その間、介護施設であん摩マッサージ指圧師として働いていました。その間、鍼灸には全く関わっていませんでした。そして年齢は60歳を超えていました。ですから、ブランクの長さと研修についていけるのかという2つのことが不安でした。あとPCは特に苦手です。しかし、コロナでやりたいことがやりにくくなってしまったことを経験して、出来る時にやりたいことをやろうと思いました。

Yuki

4. TCMA臨床研修を実際に始めてみてどうでしたか? (良かった点/大変だった点/他)

MegMeg

 私が1番良かったと思うことは、先生の助手として施術の流れ全部を見学出来たことです。研修の始めの頃はPCにカルテを入力することが精一杯でしたので、自分のためになるという大切さを理解してなかったと思います。次第にカルテの入力に慣れてくると、頭の中で、患者様の話と先生の施術をつなげて考えていくようになりました。自分が思った弁証論治と違った時に、後で先生に質問してみると、全く違った視点での見方を話していただいて「はっ」とします。このような積み重ねで、少しずつ視点が広がり自分の考えが深まっていくと思いました。
 大変だった点はPC操作です。個人的な事ですが、PC操作が大の苦手です。カルテを入力することや受け付け業務を覚えるのに時間がかかってしまいました。周りの方が根気強く何度も教えてくれて今はなんとかできるようになりました。次に大変だったことは、中国鍼の刺鍼です。刺し手を右手から左手に変えたこともありますが、刺鍼の仕方が上手く出来なかったので、色々な練習方法を教えてもらいました。

Yuki

5. 今現在のご自身のテーマや課題について教えてください。

MegMeg

自身の施術における課題は多岐に渡ります。施術をしてみて感じるのは、患者様の訴え・言葉の中の軽重を見極めて、正しい弁証論治を短時間で出来るようにしていきたいということです。そのために、TCMA研修センターには様々な勉強方法があります。私は本を読むのが好きなので、これから興味がある本から読み進めてみようと思っています。また、実技の練習も続けていきたいと思います。

Yuki

6. 研修で学んだ知識を普段の仕事に応用できる部分はありましたか?

MegMeg

先生方の治療を見学したりお話を聞いたりたりしていると、患者様により理解してもらえるように伝えていることに気づきます。それによって患者様自身の気づきを促したり、トラブルを回避したりするのに必要なことだと思います。私も先生方を真似て必要な言葉を患者様に伝えていけるようになりたいと思います。

Yuki

7. TCMA臨床研修を検討している初学者の鍼灸師の皆様にメッセージがあればお願いします。

MegMeg

TCMA研修センターで学んで本当によかったと思っています。今まで学んできたことの実践を、この治療院施設で体験することができました。疑問に思ったことは先生方にいつでもすぐに聴けるという環境はなかなかないと思います。また、書籍や動画など資料が膨大で豊富なので自分がしたい勉強ができるのが素晴らしいです。卒後研修を検討中のかたは見学も可能なので是非いらしてください!

Yuki

西山先生、ありがとうございました。

研修生 自己紹介

氏名:西山 (にしやま)
免許取得年:2017年
経歴:東京都出身 はり・きゅう・按摩マッサージ指圧師 医療リンパドレナージ(中級)
高校生の時の怪我や、35年間の就労の中での過労・ストレス等によって、さまざまな心身の不調を経験しました。しかし、中医学と出会って健康になれたので(その頃は健康になることを諦めていました)、中医学の鍼灸師になりました。不調をかかえた患者様の気持ちに、共感できるところは多いかと思います。
TCMA在籍:臨床助手 (研修3年目)